2012年07月08日

メルマガ2012.07.05号

2012年も後半戦に突入。蒸し暑い季節になってきました。メルマガ会員の皆さんはいかがお過ごしでしょうか? IKJ内も9月のトレーニングキャンプにむけて、フロアが熱気に溢れる時期になってきました。そんな7月は、IKJ2周年記念キャンペーンで数多くのイベントを開催してますので、今日はそのお知らせです。

・第1弾「ポイントアップキャンペーン」
キャンペーン期間中に月の30ポイントをクリアすると、翌月は10ポイント差し上げます!40ポイントスタートということですね。しかも、40ポイントをクリアすると50ポイントに!!大盤振る舞いです!!
・第2弾「グレードアップ講座がさらにグレードアップ」
グレードアップ講座を全面的に改良しました!マネジメント演習では、教務総出演のドラマが見れたりとか・・・乞うご期待!!
・第3弾「EXP講座がゼロポイントに」
ハングル、中国語、ボイトレ、ペン字、イングリッシュ、全てのEXP講座が0ポイントで受講できるようになります!!
・第4弾「講師と語ろう会開催決定」
IKJ4人の講師が週1で語ろう会を開催します。詳細はフロアで!こちらもゼロポイントです。

超超超大盤振る舞いの7月です。29日には坂口先生・楠木先生のバースデーパーティーもありますよ!
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メルマガ2012.06.29号

「レアアースとは」
レアアースとは、「希土類」とも呼ばれる17元素の総称で、その生産量が極めて少ないことが由来になっています。(レア=rare=稀)
用途としては、液晶テレビやスマートフォン、ハイブリッドカーなどに使う最先端材料に使われており、ほんの少量を添加するだけで性能が飛躍的に向上することから、日本のものづくりにとって欠かせない資源の一つになっています。実際、世界の年間消費量の半分を日本で消費しています。
それに対して、レアアースの産出は非常に偏っており、世界の産出量の95%以上を担っているのが近年の現状です。このことが政治的、外交的に大きな影響を与えています。
尖閣諸島沖で発生した中国漁船衝突事件以降、中国は日本向けのレアアースの輸出を一時停止するなど、レアアースの輸出を外交カードの一つとして使ってきています。これに対し、日本を筆頭とする先進諸国は中国政府に抗議をしていますが、中国側からの大きな改善は見られない状況が続いています。
そこで、日本のものづくりを守るためにも中国以外からのレアアースの調達の道を模索し続けてきていました。
近日、日本の排他的経済水域(200海里以内)で大規模なレアアースが埋蔵していることが発覚しました。その量も少なめに見ても日本の現在の消費量で220年分という莫大な量があると見積もられています。
海底から掘り出さなくてはならないので、もちろんこれを利用するには、技術的にはハードルがありますが、採掘技術が確立されれば、レアアースの不足が一挙に解決されるだけでなく、日本が資源大国になることすら出来るかもしれないとてつもない発見といえるかもしれません。
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メルマガ2012.06.22号

雨の日が続いています。
しとしと、ぱらぱら、ざあざあ、日本語ほど擬態語の多い言語は他にないといいます。感情や状態など音のないものに音を与えたのは日本人の感性の豊かさゆえかもしれません。
さて、今日は国内がドタバタの政局劇の合間に、スパコーンと1位をアメリカに奪われてしまったスパコンについて解説します。

「スパコンって何?」
「2位じゃダメなんですか?」
一時事業仕分けの対象になり、予算の凍結が決まったスーパーコンピューター事業。ノーベル化学賞野依良治教授などの猛反発などもあり、再度予算が下りることが決定しました。
その日本のスーパーコンピューター事業の旗頭である「京(けい)」が先日世界一の座をアメリカの「セコイア」に奪われました。
そもそもスーパーコンピューターって何なのか?なぜ1位にならないといけないのか?ということを今回は解説していきます。
そもそも「コンピュータ」というのは、電気回路上で計算を行なう計算装置のことです。皆さんが良く利用するのは「パソコン」つまりパーソナルコンピューターという個人向けのコンピュータですよね。
もちろん計算装置とは言えども、電卓のように計算しか出来ないわけではありません。皆さんもパソコンでレポートを書いたり、インターネットで検索をしたり、動画を見たりしますよね。
これらの操作は全てコンピューターの中で一度数値や数式に変換されて、その計算結果をまた文章や動画や画像という形で、ディスプレイに表示させています。ですから、動画を見せてくれたり、プリントをしてくれたりと、何かと便利なコンピュータの中では計算しか行なわれていません。もっと究極の事を言うと、足し算しか行なわれていません。
これがコンピュータが計算機といわれるゆえんです。
ですから、分かりやすくいえばスーパーコンピューターというのは、この計算が猛烈に速い装置です。10.51ペタフロップスといって、1秒間に足し算を1京回以上することが出来る速さです。(「京」というネーミングの由来ですね。)
現在発売されているパソコンの中で最速のパソコン(CPU)と較べても、20万倍以上のスピード差があります。例えるならば、パソコンがカタツムリだとしたら、スパコンはジェット機ぐらいのスピードがあります。
じゃあそんなに早く計算が出来ると何がいいのか?別に簡単な計算をする分には、全く違いを感じませんが、複雑な計算をする場合には非常に有効です。
複雑な計算というのは、例えば地震の際の津波のシミュレーションだとか、気候変化のシミュレーションだとか、こういったものの中には、普通のパソコンで計算をさせると答えが出るまで1年以上かかるものもあります。計算スタートを押してから、答えが表示されるまで1年かかるということです!
そんなの待ってられないですし、例え計算式に間違いがあったとしてもエラーが出るのも1年後ですから、間違っていた時の1年後のショックは計り知れないですよね。そんなときにスパコンは活躍します。
20万倍つまり、1年かかる計算を約2分半で終える速さです!これだけ速く計算を終わらせてくれれば、今まで複雑すぎてシミュレーションが出来なかった現象もすぐに計算結果が出て、分かってくるかもしれないですよね。
このようにスパコンが実現することによって、解明しうる科学現象は計り知れないほどあります。ですから、スパコンの開発というのは国にとって技術と科学の象徴といっても過言じゃありませんし、将来的にはスパコンの性質がその国の科学技術レベルを決めるという時代が来てもおかしくありません。
よって、科学者達は猛反発したわけですね。
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メルマガ2012.06.05号

昨日、第3次野田改造内閣が発足しました。
小沢元代表と決別し、自民党との協議に移るのか?はたまた総選挙になるのか?今後の野田内閣に注目です。
いずれにしても眉をひそめたくなる政局を、少しは忍んだらどうかと言いたい。目指すのが更なる高みなら少し前倒しの総選挙も受け入れる矜持を持ってもらいたい。久しぶりの初志貫徹の首相の自負があるのなら雄雄しい幕切れをして欲しいと思います。
違う総選挙が混ざってるって?さあ6月もヘビーローテーションでレッスン頑張ります。
「電力自由化(後編)」
前編で解説したように、一見いいこと尽くめの政策である電力自由化がなぜ今まで実施されてこなかったのか?これには、国(経済産業省)と電力会社の癒着が裏にあります。
それには、まず電気料金が決まる仕組みを知る必要があります。
現在、電気料金は「総括原価方式」という方法で決められています。「総括原価方式」とは、電力供給に必要な燃料費や人件費に、一定の利益を付加して電気料金を決める方式です。これは、電力会社は人件費がどれだけ増えようが、燃料費が増加しようが、一定の利益が出る仕組みになっていることを意味します。
一般的な企業であれば、ライバル他社との価格競争の後、価格が決定し、その価格で利益を出すために、いかに経費を削減するかというコスト削減などの企業努力が必要になります。しかし、電力会社は「総括原価方式」により、コストに対して常に一定の利益を付加できるので、一切企業努力(人件費を削減したりなど)が必要のない会社になります。
かといって、地域に1社しかない電力会社ですから、住民がその電力会社がどんな価格設定をしても買うしかなく、場合によっては不正に高い電気料金を負担しなくてはならない場合も考えられます。これが、独占による恐いところです。
本来、そういった独占の弊害が起きないように監視するために、国(経済産業省)が電気料金の認可をしています。しかし、このことが経産省にとって、電力会社を都合のいい隠れ蓑にしています。
なぜかというと、いわゆる「天下り」が経産省から電力会社に流れているからです。普通、一般的な企業は、天下りを受け入れるとその分の給与も支払わなくてはならないため、なるべく受け入れたくないのが本音です。(もちろんその裏で様々な癒着が起きているのも事実ですが)それは、天下りによって増加した人件費が利益を目減りさせるからです。
しかし、電力会社はそういったことが起きない会社です。もう分かりますよね。たとえ、天下り官僚が流れてきて、人件費が増えたとしてもそれを電気料金に付加すればいいだけですから、常に一定の利益を確保できるわけです。
しかも、その天下り分の人件費を含まれた電気料金を認可するのも、天下りを受け入れさせている経産省なので、「天下りを受け入れてくれた分は、電気料金の値上げを認めますよ」という約束の下で、天下りを都合よく受け入れさせることができる構図になっているわけです。
ですから、電力会社がらみの政策はなかなか進みにくい傾向にあります。しかし今回東日本大震災を発端に、電力会社と経産省の関係性にも批判の声が高まっており、国としても看過できないレベルになってきているということです。
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メルマガ2012.05.29号

先日、日本ダービーが行なわれました。
日本の競馬レースの中でも最大のレースなので、優勝賞金が高いというだけでなく、3歳馬にしか出走権が与えられないため競走馬にとっても生涯一度しかないレースであるため、非常に注目度の高いレースです。
さて、来月16日でIKJ一生懸命塾は開校2周年になります。総入塾生1700名間近まで増え、2年前には想像もつかないような盛り上がりになってきました。生涯に一度しかない人生のダービー「大学生活」、先行逃げ切りしたい1・2年生も、追い込み差しきりたい3・4年生もお待ちしてます。詳細は下記HPにてご覧ください。
「電力自由化(前編)」
 現在電力会社は、地域独占で各地域に一つ(全国で10社)しかなく、これらが各地域に(ほぼ)独占的に電力供給を行なっているのが、現状です。これは、独占禁止法に触れるのではないか?思う方もいるかもしれませんが、これにも一応の理由があります。
電力は、基本的に発電したその瞬間しか使えず、貯蔵できない性質を持っているものです。ゆえに、刻々と変わる電力需要に対して、瞬時に発電量を調整する必要があります。それが上手くいかず、必要とされる電力に対して、電力会社の供給が下回ったりすると、大規模な停電が起こることになります。
そこで、より電力の調整を容易にし、電力の安定供給をするためにも、国は特例的に電力会社に地域独占を認めてきました。地域に複数の電力会社があって、それぞれが好きなように発電をしていたらややこしいですよね。実際、そのことが日本では他国に較べても圧倒的に停電が少なく、非常に安定した電力供給を可能にしていることも事実です。
そして、国は電力会社に地域独占を認める一方で、独占企業は価格競争にさらされない分、電気料金の規制を国自らが行なってきました。ですから、電力会社は今でも国の許可なしには電気料金を変えることが出来ません。よくニュースで東京電力が電気料金の値上げを報告している映像が流れるのはそのためです。
しかし、最近は電力を安定供給をするシステムの開発(スマートグリッドと言います)も進み、もし地域に複数の電力会社が出来たとしても、安定的に電力供給が出来るのではないかといわれています。
そこで、今まで特例的に独占を認めてきた電力事業も自由化(自由に新規参入して電力供給ができるようにすること)を進めようじゃないか、というのが今回の電力自由化の議論です。
自由化が進むことにより、電力会社も価格競争にさらされることになりますから、自然と企業努力が求められて、電気代が下がっていくんじゃないかときたされています。
一見、いいこと尽くめの電力自由化ですが、今まで電力会社と国の猛烈な反対によって為しえなかった過去があります。それは何故なのか?は次回後編で!

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メルマガ2012.05.17号

蚊に刺されたら、「これを塗っときなさい」とキンカンを渡され、お腹の調子が悪いというと正露丸を取り出され、にきびが出来ると「はい、オロナイン」
キンカン・正露丸・オロナイン、戦後の大衆薬「三種の神器」といってもいいでしょう。
その中でも特有の臭いのキンカンが苦手で、たとえ蚊に刺されても祖母だけには見つかってなるものかと我慢していた覚えがあります。この豊かさの弊害の中で貴重な忍耐力を鍛える機会だったと考えれば、祖父母世代のステレオタイプな医療も無駄とは言い切れないでしょう。「入れ墨をしている」と申告した110人の大阪市職員にも学んでほしい忍耐です。
幼少期に疎ましかった「きんかん」が帰ってきます。今日は待ち遠しい金環日食についてです。
「金環日食」
5月21日、約100年ぶりに東京で金環日食が観測できるようになる予定です。
では、金環日食とは何なのか?
日食は太陽が月によって覆われる現象で、日食そのものは日本でも数年に1回のペースで起こります。それでも十分奇跡的な現象ですね。
実際、月の直径が3473.3kmに対して、太陽の直径が1392000kmなので、例えるならば、東京ドームとバスケットボールぐらいの大きさの違いがあります。バスケットボールで東京ドームを覆い隠すと考えるとかなり大変ですよね。それぐらい様々な条件が重ならないと起こりえない現象が日食です。
太陽の一部が掛ける部分日食、太陽の全てが隠れる皆既日食に対して、月の影に太陽がはみ出して細いリング状に見える現象を金環日食といい、日食の中でも珍しい現象です。東京では、今回を見逃すともう一度見れるのはちょうど300年後になります。
貴重な現象とはいえども、観測には注意が必要です。太陽光は非常に強い光なので、直接見ようと思うと目を傷める可能性もあります。日食網膜症という病気もあるくらいです。よって観測のときは必ず専用の観察グラスを購入すること、下敷き越しの観察は危険なので注意してください。
さあ待ち遠しい「きんかん」まであと4日です

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メルマガ2012.05.10号

延期になった5月11日(金)の特別講師レクチャーに代わって同じ時間(16時から19時)で「IKJ就活アワー」の開催が決定しました。いままでの伝説のBOOTCAMPがプレイバックします!詳細は受付で見てくださいね!
「検察審査会って?(後編)」
前回は、検察審査会の役割と、裁判員制度との違いを話してきました。今回は、実際の検察審査会の役割について話をしていこうと思います。
前回解説したように、検察審査会では検察が下した不起訴処分に対して、不服申し立てが行われると、11人の有権者が選ばれ、検察の判断が適切だったかどうかを判断します。
実際には、弁護士の助言なども受けながら、再度事件を審査し、最終的にそれぞれの審査員で投票を行います。この際、起訴すべきが5人以下だった場合は、「不起訴相当」、6人か7人だった場合は「不起訴不当」、8人以上だった場合は「起訴相当」となり、「不起訴相当」の場合は、その時点で不起訴が確定。「起訴相当」か「不起訴不当」だった場合は、再度検察がその事件を再度捜査が行われることになります。
検察が再度捜査した結果、起訴となれば当然そこから裁判が行われます。しかし、再度検察が不起訴に場合は、「不起訴不当」と「起訴相当」の場合で、手順が変わります。「不起訴不当」の場合は、手続き終了し、不起訴が確定します。それに対して、「起訴相当」のときは、再度不服申し立てがあった場合は、もう一度検察審査会が構成されます。
この2度目の検察審査会で8人以上の「起訴すべき」の意見があった場合は強制起訴となり、検察に代わり裁判所が指定した検察官役の弁護士と裁判を行うことになります。
今回の小沢さんの裁判は、このように強制起訴による指定弁護士との戦いでした。結果、無罪。しかし、今朝指定弁護士側が控訴したことが報道されたので、まだこの事件についての報道は続きそうです。
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メルマガ2012.05.01号

「時間蝿は矢を好む」
1990年代、当時まだまだ一般的ではなかった和英翻訳プログラムに ”Time flies like an arrow.” (光陰矢のごとし) という文章を翻訳させた冒頭のような結果になったらしいです。
最新の翻訳機で「就活」という日本語を翻訳させると”Job-hunting activities”という結果が出ました。Huntingとは「狩猟」という意味です。今の就活生にも”Job-searching(職探し)”を辞めて、自らの将来を狩りにいく攻めの就活をしてほしいものです。
これから攻めの就活に転じたい方は、
5月6日(日)15時 就活逆転BOOTCAMP
へのご参加お待ちしてます。
さて、光陰矢のごとしで早いもので2012年も3分の1が過ぎました。今月もメイいっぱい解説していこうと思います。
「検察審査会って?(前編)」
先日、小沢元代表の政治資金問題に対して、一審の「無罪」判決が確定しました。このことで、現在「党員資格停止」になっていたため、動きが制限されていた小沢氏の復権が騒がれています。
結局、今回の事件はどういうことだったのか?
今回は、検察審査会って?裁判員制度とは違うの?という声が多かったので、解説行きたいと思います。
日本国内で刑事事件を起きた場合、まず警察に逮捕されます。それは、ご存知のとおりです。しかし、この時点ではまだ有罪は確定していません。罪を起こしている可能性がある「容疑者」という扱いになります。実際、その事件が有罪か無罪かを判断するのは裁判所の仕事です。
そこで、裁判所が判決を起こすためには、誰かが裁判を起こす必要があります。そこに検察の仕事があります。検察官は、警察が捕まえた容疑者に対して、取調べをすることで、その容疑者に対して、裁判をする(起訴)か否かを判断します。一昔前ですが、HEROというドラマのキムタクの役ですね。
よって、日本国内において、刑事裁判を起こす権利は検察が独占的に持っていることになります。そこで、その検察に対して、本当に起訴すべき人にしているのか審査を行いましょうというのが、検察審査会です。検察審査会は、20歳以上の国民からくじで選ばれた11人で構成され、検察が下した「不起訴」処分が適切だったかどうかを審査します。
それに対して、裁判員制度とは、選ばれた国民がもうすでに裁判を起こされている(起訴されている)被告人に対して、「有罪」「無罪」を決めるものなので、全く違うものになります。
今日は、検察審査会の役割について話をしてきました。次回後編では、実際の仕事内容に触れていこうと思います。
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メルマガ2012.04.26号

「ソニー1万人削減」
ソニーは先日、全従業員の6%にあたる約1万人の従業員の削減と役員賞与(ボーナス)の全額カットを発表しました。ソニー以外にも、年内に入ってNECが1万人の削減、パナソニックが3万人の人員削減を発表しています。
これは単に企業の経営不振というだけでなく、国内輸出企業が共通して抱える問題点を象徴するものになっています。
この背景には、ライバルである韓国企業に対する日本企業の人材戦略の弱さがあります。
97年のアジア通貨危機以降、このままでは国際競争では勝てないと考えた韓国企業は、当時技術的に先行していた日本企業の技術者を積極的に採用する「ジャパン・プロジェクト」に動き出しました。
多大な時間とコストを要する「開発設計」には力を入れず、技術に関しては先行メーカーの技術者をヘッドハンティングする戦略を取ったということです。その点において、日本企業の開発設計レベルは高く、日本人技術者は格好のヘッドハンティングのターゲットになりました。
技術者1人を引き抜いても開発が進まないことも多いため、開発チーム丸ごとを引き抜くケースもあったといいます。
実際、2001年ITバブル崩壊、2008年リーマンショック後、事業の縮小やリストラを繰り返した日本企業から、大量の人材がサムスンに代表される韓国企業に引き抜かれていきました。
このことにより、日本企業は業績悪化で人材を失うだけでなく、失った人材がライバルである韓国企業に流れ、これにより技術力アップを図った韓国企業にまた苦しませられるという負のスパイラルに陥っています。
グローバル化社会で、製品の国際競争力が問われる中、日本企業の強みであった技術力で韓国企業にお株を奪われ、円高や関税の問題で価格競争では圧倒的に不利な状況にある日本企業の生き残る道はどこにあるのか?各企業が模索している段階です。
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メルマガ2012.04.12号

サクラサク!春らしい季節になってきました。
新生活もはじまり気持ち新たに頑張っている人も多いと思います。
IKJでも、8日(日)に第4期CLUB発足式が開催され、170名の在塾生と30名のOB・OGが参加してくれました。戻ってきたOB・OGの中には、研修段階から同期のホープとして頑張っているメンバーも多いようで頼もしい限りです。社会で、IKJで学んだことの実証を本当にしていただきたいと思ってます。
5月の新社会人報告会では、更なる手柄話を期待してます!
では今日は、AIJ問題の続編です。
「AIJ問題(後編)」
前回はAIJ問題の概要について話をしてきましたので、今回はこの問題に隠れる本質部分について解説をしていきます。なぜ、このAIJ問題がこんなにも大きな問題になってしまったのか?
それには「天下り」が関係しています。
まず、天下りとは中央省庁を退職した官僚(公務員)が、所管の民間企業や独立行政法人に再就職することです。ですから、優秀な人材である(はずの)官僚が民間企業で今までの経験を生かして働くことではあるので、一概に「天下り=悪」とは言い切れない部分もあります。しかし、実際は役職やポストだけで実質的な仕事をほとんどせず、高給をもらっているのが実態です。
では、なぜそれでも天下りを企業が受け入れるのか?それは、官と民の「癒着」があるからです。官僚の仕事の一つに、新しい制度や法律を作ることがあります。(法律を決めるのは国会議員ですが、その元になる法律を作っているのは、官僚です)。ですから、企業としては、なるべく自らの企業に有利に働くように制度を作ってほしいと考えます。そこで、「癒着」がおきます。つまり、「天下り」を受け入れる負担を負う代わりに、自分達に有利な制度を作ってもらうという密約がされるということです。
今回のIKJの問題では、先日解説した厚生年金基金の管理を社会保険庁の天下り官僚がしていたといわれています。社会保険庁は、年金の管理をしている役所なので、そこで働いていた官僚は、年金のプロでありますが、投資に関しては素人同然です。
ですから、基金の理事になってもどう投資すれば分からない天下り官僚がほとんどだったはずです。その素人同然の天下り官僚を管理する厚生年金基金が狙われました。
AIJに経営に関するアドバイスをしていたコンサルタントがこれもまた、社会保険庁の元職員でした。ですから、多くの厚生年金基金の理事は、天下り官僚で素人同然であることを知っていました。そこで、社会保険庁のOBのネットワークを通じて、厚生年金基金にAIJへの投資を促したわけです。
結果、多くの厚生年金基金の資産がAIJに投資され、今回の問題を拡大しました。
以上のように、ニュースには表と裏の顔があります。しっかり、本質を見極める目を持ちたいものです。
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