2013年01月12日

予算が足りない?(2012年9月号)


今、日本は予算が足りなくなるかもしれない事態にあります。
日本の2012年度の一般会計予算は約92兆円。それに対し、今年度の税収の見込みは42兆円ほどしかありません。ですから、50兆円ほど足りないわけです。
では足りない分の50兆円をどうするか?当然、借金つまり国債を発行するしかないわけです。
しかし、その年の赤字を埋めるために、国債を発行してはいけないということが、財政法という法律で定められています。考えてみれば当然ですよね。もし、それを認めてしまったら、その年の予算はメドが付くかもしれませんが、借金しているに過ぎないわけですから、その分は当然未来に払わなければいけないわけです。
じゃあ、それを払うのは・・・借金をした世代ではないですよね。その先の若者世代、場合によってはまだ生まれていない子供たちということになります。そういうことが続けば、今の世代は散々借金して贅沢をして、そのツケは孫達が汗水を流して払うというような事態になってしまいます。
そういう事態にならないために、財政法によって禁じられているわけです。
しかし、その財政法で例外的に認められている国債があります。それが建設国債です。読んで字の如く、橋や道路などの建設物を作るために必要なお金を得るための国債です。
建設物は、医療などと違って、すぐになくなるものではないので、お金がかかるのはつくるときだけですが、その先も使えますし、将来世代にもメリットがありますよね。だから、建設国債は橋や道路の耐久年数と考えられている40年の国債を発行することが認められています。
例えば、みんなのお父さんが借金を抱えて急死したとしても、銀座で豪遊したことによる借金を残すのと、みんなで住める自宅の住宅ローンを残すのとは大分と訳が違いますよね。それと一緒です。
ただし、この国債は建設物にのみ使える例外なので、何でもかんでもというわけにはいかないです。実際、今年も6兆円弱しか建設国債の発行は出来ません。
ですので、残りの約38兆円あまりはそれでもまだ足りないわけです。今の日本の現状はまさにこの状態です。このままだと今年度すら乗り切れません。
ではどうするのか?
ここで特例国債という奥の手を使います。これは文字通り「特例」その年だけ赤字国債を発行するというものです。
ただし、これは特例中の特例(本当は毎年発行してますが…)なので、特例国債を発行する前に特例法(今年だけ特別に赤字国債発行していいですよという法律)を国会で決める必要があります。つまりは、財政法のルールの上に、特例法で特別ルールを被せる訳です。そんなのあり!?って感じですけど、実際毎年そうやって財政をやりくりをしているが日本の現状です。
今年は、その特例法が野党の反対で国会を通ってないのが現状です。ですから、予算を執行するだけの財源がまもなく足りなくなる事態になっています。
posted by IKJ at 15:44| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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